きびちょ

虚しい仕事

　柿畑の１回目の草刈りの時期になった。目立つ花はタンポポなんだが、全て西洋タンポポで増えすぎるのが嫌だから、根から抜き取っている。一番多い色は、紫色でカキドオシと紫咲鷺こけだ。なぜか白鷺が少ない。

▲こけと名がつく程だから、丈は機械にかからない位だ。同じぐらいの丈の黄色がへびいちご。他で名前を知っているのは、花はまだないが、ヨモギ・アザミ・ノビルに姫踊り子草・セリ・みつっぱ。違いがわからないがハルジオンとヒメジオン。で、他は名前を知らないから雑草という事に。

▲草というものは不思議なものだ。今はそれと気づくかけらもないが、時がくれば花が咲くんだ。うらやましいゼ。「俺の時代はきっと来る」んだから。対して虚しく思うのは、柿に実りが無い今年の草刈り。虚しい訳は。

▲今年は桜が随分早く咲いた。燕の飛来もこれまた早かった。しかしその後の天気は不順とは言われまいか。４月10日には雪が降った。11日は放射冷却で強～い霜が降りた。

▲この霜がイケなかったと言う。実際・俺の20数本の柿の木には、たった一つの芽も吹いてないんだよ。１００％という被害は珍しいのかもしれないが、旧藤島町では長沼・八栄島と藤島では俺の柿がある地域と古郡で被害が大きいみたい。

▲木は生きているから芽は吹くと。だから、来年からの成り枝づくりをＪＡが指導すると言うからそれに努めよう。後で虚しく思われる事になるかもは、今やっている五輪の準備。早く止ろヤ。（石川）