上の絵は、水墨画・梅本幸巳さんの作品です。
早朝庄内海岸アルプスに向かう途中、大山公園に立つと、下池に霧が立ち込め奥に高館山が見えた、その風景画です。
やわらかい日差しが野山に注ぐ春、月山に連なる山々にはまだ冬が色濃く残っている頃、庄内海岸アルプスにはいち早く春がやってきます。
健脚の方は湯の浜から歩いてもよいが、私は大山下池から城山コースをへ経て八森山に登り（ここはかなり苦しい登り）、旧加茂坂峠に向かって歩いて行きます（登山道は由良まで続く）。
下池から登っていくと、春の野山を代表するカタクリ・タチツボスミレ・キクザキイチゲ等の花々を見ることが出来ます。
低山ではあまり目にしない紫色をしたシラネアオイ等に足を止める事もあります。
それに、「ホーホケキョ春です！」と鳴くウグイスの声などを耳にする事もでき、心を癒やす里山風景だといつも思います。
今回の水墨画、梅本さんは大山に住んで居るので、幻想的な下池風景を水墨画に託して提供してくれました。
私と同じ労山ツルオカに所属していますが、以前日本水墨画展で東京都知事賞を頂いた方で、美しい下池の風景を連想させてくれます。(続く)
清楚に咲くカタクリの花
