３年ぶりの豪雪対策本部

除雪費増額で 14日に臨時議会予定

１月５日早朝に降雪が続き、大雪となりました（東田川文化記念館）

　山形地方気象台は５日午前３時32分に鶴岡市に大雪警報を発表、同８時25分に解除しました。

　５日午前８時30分現在の積雪は鶴岡公園70㎝、羽黒庁舎前90㎝、櫛引・桂荒俣１０４㎝、朝日・大網２５１㎝、温海川１５２㎝に達しました。

　市は鶴岡公園の観測地点で基準の70㎝を超え、７日以降も寒波の影響で大雪が予想され、市民生活に支障をきたす恐れがあることから５日、２０１８年２月６日以来３年ぶりに豪雪対策本部（本部長・皆川治市長）を設置しました。

　連日の除雪車出動で除雪費の増額補正が必要となり、14日に臨時議会を開いて追加予算が提案されます。

■大雪被害

　４日までの大雪被害は、除雪中の人的被害で３件、建物被害で作業所半壊１件、農業被害で勝福寺のパイプハウス全壊、藤島エコ有機センター籾殻保管庫全壊の２件などとなっています。

　５日未明には鶴岡南高校の敷地内の松の木が倒れ、市道を塞ぎ通行止めとなりました。

■除雪支援

　市では自力で雪下ろしができない低所得の老人世帯等に「高齢者世帯等雪下ろし費用補助事業」を実施しています。

　１回あたり最高１万６千円以内で回数制限はありません。

　「地域除雪パートナーズ支援事業」では、高齢者や障害者世帯等に除雪支援する組織に対し、除雪機の維持費用１台３万円を支援しています。