きびちょ

目標が遠いと

　地球温暖化が原因であろうと思われる異常気象で、大雨の洪水が今年も発生したが、なんとしたことか、温暖化で強大化の傾向にあると言われる台風が、幸いなことに上陸しなかったじゃないですか。しかし、温暖化の影響は、海水温の上昇でサンマが近づかなかったとか、サンゴの白化現象が日本での現実だ。

▲遠くはキリマンジャロの雪が無くなったとか、氷河が後退している現実。極地の氷が解け、白熊やアザラシなど海獣の命を脅かしていると。それはまた、海水面の上昇により、水没する国が何ヶ国も出るんだそうだ。

▲大統領が変われば米国はこれに戻るとみられているが、日本は京都の議定書に消極的で、世界から後ろ指を指されていた。小泉環境大臣は国際会議では小さくなっていたんだ。ところが、菅首相の所信演説に温暖化防止が出てきたのだ。これで少しは大きなツラが出来るのかもしれないが、目標が遠いですヨ。

▲と同時に、当面なにをするか・が見えない事・福島の原発事故で10年近くもコミュニティが戻れないのに、原発を捨てられないこと。併せて、石炭火力発電の新規計画も認めるんじゃ辻褄が合わないと批判が多い。

▲目標が遠い話では、誰が何処から借金しているのか知らないが日本の借金。アベさんは、国債をいついつまでにゼロにすると掲げていたんだが、先延ばし先延ばしで何にもしなかったし、消費税を上げながらもそんな声すらなくなったゼ。目標が遠いとこうなる危険が多いんだから。（石川）