指定管理の第３セクターが利用料金を収受し経営する方式から、地元運営組織への「委託料方式」に切り替え、利用料金は市の収入とする方式です。
利用者の減少や燃料費の増加などで、長沼温泉「ぽっぽの湯」と、くしびき温泉「ゆ～Ｔｏｗｎ」の経営赤字が拡大し、一方では地元から市に存続を求める要請が届けられていることから、存続に向けた方策が検討されてきました。
■４項目の見直し
見直しの柱は４項目で、
①市の財政負担の縮減
入浴に特化した運営と、赤字部門の食堂はテナントなどへ貸付
②利用者の拡大
介護・健康事業など
③経営指標の明確化
施設廃止の基準を設定して、インセンティブ（動機付け）を維持
④運営責任の明確化
市役所の連携を強化
■見直しの効果
見直しの効果として、市の財政負担の軽減が、「ぽっぽ」は令和２年度１１１１万１千円から３年度５７２万６千円に約１６８０万円、「ゆ～Ｔｏｗｎ」は１５２０万５千円から44万２千円に約１４７０万円軽減される試算です。
■賑わいの場
羽黒地域の「やまぶし温泉ゆぽか」は小さな部屋が多くあり、友達同士の会食などで利用され、予約で一杯など、賑わいの場になっています。
工夫をこらし、地元住民が気軽に集える場にすることが地域活性化になります。
