これまでの安全保障は国家のためのものであった。それが「人類中心」に大転換するのである。
条約は２つの重要なこと、いわば哲学的なことを決めている。
一つは、核兵器は「悪であること」と、悪の烙印を押していること。国際法ではじめてである。
２つは「全く役にたたないもの」であること。
そうした例はすでにたばこにある。
どこでも吸っていたが、体に悪いことが常識になり、ほとんどの場所で禁止されている。
核兵器もたばこのように、悪で、なんの役にも立たなことを広め、唯一被爆国・日本も批准するよう運動を進めよう。
（国連で核兵器禁止条約が決まった瞬間。歓喜に包まれる市民社会の出席者＝２０１７年７月７日、ニューヨークの国連本部)
