世界の国々 ツバル

47番目の批准、あと3カ国 青山 崇

民報藤島2020年10月25日第1271号





フナフティ島

 12日のツバルの批准で核兵器禁止条約発効まであと3ヵ国となった。被爆国でありながら批准しない日本と大違いだ。

 南太平洋にあって、ラグビーで知られる。

 ツバルはスージーから1000㎞である。

 人口約1万2千人。、面積は26平方キロメートルで、三川町より7平方キロメートル小さく、9つの島からなっている。

 首都フナフティは、最大のフナフティ島にあって、戦時中軍がつくった飛行場が国際空港となっている。

 一番の課題は「海没」問題である。地球温暖化による海面上昇と、住民が沼沢地を埋め立てて低地にまで居住地を拡大した土地利用などの地域問題である。

 「海没」にはサンゴ礁独自の問題がある。

 それは地球温暖化によってサンゴが白化するという現象のためで、サンゴ礁が劣化し、地形を作る能力や、島を形づくる砂礫を供給する能力が落ち、砂礫の供給が海面上昇に追いつかなくなっているからである。
 


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