マルタ島はイタリア半島の先端に続く島で、首都はバレッタ(世界遺産：写真上)、面積は３１６㎢で最上町ほど、人口40万人である。国連が定めた「国際平和デー」の９月21日に、50国に迫る45番目の国として核兵器禁止条約を批准した。
マルタのメディアによると、バルトロ外相は、「核不拡散と世界的な軍縮は、すべての人々と次の世代により安全な未来を保証するうえで極めて重要であり、今回の条約批准は、それに向けたマルタの揺るぎない誓約を証明するものだ」と語った。
また、21日の国連創設75年の記念会合で、フレイジャーマルタ国連大使は「今日はマルタにとって特別な日だ。66回目の独立記念日であると同時に、核兵器禁止条約を批准した45番目の国となった」と紹介した。
元首相ら56人が核禁止条約参加呼び掛け公開書簡、また国内では長崎県が県知事を初め佐世保市を除くすべての首長が賛同、県有権者過半数をこえる50以上が署名している。
核兵器禁止条約は２０１７年７月７日、１２２カ国によって採択。50カ国目の批准書が国連に寄託された後90日で発効することになっている。
