世界の国々　ドイツ

タイヤ大手　ナチス時代を自己批判　青山 崇

　ドイツは面積26万㎢、人口８２００万、独裁者ナチス・ヒットラーで世界に知られている。

　日本もイタリアも入った三国同盟は、第２次世界大戦で計り知れない大惨禍を世界に広げた。

　ナチス・ヒットラーの戦争を支えた、ハノーバーにあるドイツ自動車部品・タイヤ大手のコンチネンタル(写真左)は『ヒトラーの戦争の供給者。ナチ時代のコンチネンタル』を発刊、強制労働や強制収容所にもメスをいれ、例えば靴底のテストのための運動場をつくり、囚人が試験用の靴を履いて平均２７４㎞を走らせたことなどが記されている。

　今後、社内での教育にも取り入れていくとしている。

　ドイツは、「過去に盲目なのは未来も盲目である」を国是とし、ナチス時代を侵略戦争として全面的に否定、現在もなおナチス関係者の責任を問い、刑罰に処すこともあるとzaあああああいう厳しい姿勢をとっている。

　したがって戦後処理を巡って他国との争いもなく友好な関係を保っている。

　日本は情けなくなる。徴用工・慰安婦問題、北方領土問題など解決しない。その最大原因はアジア・太平洋戦争を侵略戦争と認識しないことにある。