偶作　偶作(ぐうさく)　城貞（藤の花）

党争諤諤未諍稀 　党争(とうそう)　諤諤(がくがく)　未(いま)だ諍(あらそ)うこと稀(まれ)なり

憂国我懐人得知　　国(くに)を憂(おも)う我(わ)が懐(おも)い人(ひと)知(し)るを得(え)んや

年若水流行不返　　年(とし)は水(みず)の流(ながれ)の若(ごと)くにして行(さ)って返(かえ)らず

須論悪政宰司非 　須(すべから)く悪政(あくせい)の宰司(さいし)の非(ひ)を論(ろん)ずるべし


前は、党派と党派の間で、国を少しでも良くしようと侃々諤々(かんかんがくがく)論争をしたものであったが、最近は珍しくなった。

（独裁政治が続いたため）国の政治を心配する私のこの胸の内をわかる人がいるだろうか。

（いろいろ心配していても）年月は水の流れのように去って返らない。

ぜひとも悪い政治を続けてきた安倍政権の偽りの政治について議論すべきである。


偶作＝たまたま出来た作。

党争＝党派間の争い。

諤諤＝正しいことを遠慮しないで言う。

諍＝言い争う。

稀＝少ない。

憂＝心配。

懐＝考え、思い。

得＝出来る。

須＝ぜひとも（次の事をすべきだ。）

悪政＝悪い政治。

宰司＝首相。

非＝欠点や誤り。