庄内たがわ農協（黒井德夫組合長）の第25回通常総代会が６月19日(金)、新余目支所２階ホール（旧梵天）で開かれ、任期（３年）満了に伴う役員選任が行われます。新型コロナウイルス感染症の対策で、規模を縮小し、書面議決の協力を得て開催します。
■事業利益が大幅減少
２０１９（令和元）年度の事業総利益は29億８８６６万円（前年度から１億７３０３万円減）、事業管理費は29億８５０１万円（同６４４６万円減）で、事業利益は３６５万円となり、前年度の事業利益１億１２２２万円から１億０８５７万円も減りました。
事業外収支を合わせた経常利益は１億９３９１万円で、前年度の経常利益２億４０２３万円から４６３２万円減となり、当期剰余金は１億４４７５万円で、前年度１億６８５０万円から２３７５万円減となりました。
当期未処分剰余金３億０２８７万円(前年度３億０６７７万円）のうち利益準備金として１億円、任意積立金としてリスク管理積立金に５０７８万円を積み立て、配当は無く、次期繰越剰余金を１億５２０６万円（前年度１億２６７７万円）にします。
「園芸振興支援積立金」は19年度から３年間、年１０００万円の取り崩しをおこないます。
■子会社
２０１４（平成26）年８月１日に設立された１００％出資の子会社の(株)あいとサービス（代表取締役社長・長南進）は、売上高49億７２２５万円（前年度から１億６８０８万円減）、経常利益１億４４８４万円（同62万円減）、当期純利益８４６１万円（同２４７３万円減）を計上。
60％出資の子会社の羽黒・のうきょう食品加工(有)（代表取締役社長・宮崎重美）は、売上高６億２８９０万円（前年度から３５２９万円減）、経常利益△３８２万円（同７５５万円減）、当期純利益△５１０万円（同８７１万円減）です。
■コロナ禍で米価下落
２０１９年産米の市場価格の下落が続いています。
新型コロナによる外食の休業で失われた米需要が、そのまま過剰在庫となり、関東コシヒカリでも１万３千円を割っています。
業務用に米の販路を広げてきた農協の販売戦略が岐路に立たされ、政府に米在庫対策を強く迫る必要があります。
