２０００年ほど前から先住民が住んでいたが、スペイン、ドイツの植民地、日本の委任統治領、第二次大戦後はアメリカの信託領と植民地的支配下に置かれてきた。第二次大戦では、ガダルカナル島の戦い(写真：一瞬で死体の山)など日本とアメリカの激戦地となり、多くの住民が犠牲になり、戦後はアメリカ・イギリス・フランスの核実験場となり、住民は被爆し強制移住させられた。
特にアメリカは、地下核実験は自国のネバダで行ったが、大気中の実験は、マーシャル諸島のビキニ環礁とエニウェトワ環礁を「太平洋核実験場」とし、67回もの核実験を行った。
しかし私はビキニ事件しか知らず、「世界唯一の被爆国日本」などと誤って言ってきた。申しわけない。
さらに、アメリカは信任統治国であるマーシャル諸島・ミクロネシア連邦・パラオの独立を促進するどころか、独立の形のみつくり、世界戦略上重要な位置にある国として「自由連合盟約」を結び、独立、軍事・外交権をもち、地上配備型迎撃ミサイル実験基地(写真)をつくっている。
