「しんぶん赤旗」私も読んでいます
山形県商工会連合会会長 小野木覺さん
民報藤島2019年12月15日第1229号
日本共産党の今の政権に対する批判はきっちりしていて間違いがない。1面や政治面はよく読んでいますが、しっかりしたことを書いているなと思います。
全国各地で活動している個人をよく取材して書いている。弱い人が支援してもらったとか、助かりましたという話なども多く、国民一人ひとりにとっていい新聞だと思います。
同時に、経営者とか経済を回す側が読んで役に立つような記事がもっとほしいとも思います。
安倍首相は「経済最優先」といい、株価は上がっているかもしれないけど、実体経済、地方経済は一向によくなっていません。バブルのときは末端まで景気がよくなっている感じがしたけど、いまは特定の大手だけしかもうからない。
そういうときに、安倍政権がやってきた嘘(うそ)っぱちの「経済最優先」を変えて、まともな経済政策、産業政策をもっと打ち出してほしい。
共産党が政権に就いたあかつきには、経済をこう変えて、こういう国にしますと打ち出してほしい。田中角栄の「日本列島改造論」ではないけれど、日本全国にこういう仕事をつくりますと示せば、応援している側も勇気が出てくる。
そのために知恵を集めたいというのなら、いくらでも知恵を出すし、協力したい。
これから事業を始める人、地域の政治も経済も担っている人が読むような新聞になれば、もっともっと広まると思います。
おのぎ・さとる=1943年山形県生まれ。「消費税10%ストップ!山形県民ネットワーク」呼び掛け人、「大商金山牧場」会長
しんぶん赤旗2019年12月8日(日)付1面