マネレ外相は９月の第74回国連総会で次のような演説をした。「国連はすべての人たちのために設立されたのであって、一部による一方的な行動で台無しにされることがあってはならない。
国連事務総長がこのほど太平洋地域を訪問したことは、小さな島しょ国にとって、気候面の課題が重大であることをよく示している。
ソロモン諸島は世界平均の３倍の規模で気候変動の影響を受け、海面上昇によって５つの島が海没した。
世界の首脳はすぐに共同で行動すべきだ。政策も行動も科学に基づかねばならない。」
ソロモン諸島は、オーストラリア北東の南太平洋にある１００余の島しょから成り、首都はガダルカナル島のホニアラ、面積２８０００㎢、人口55万人である。
私たち世代は、ガダルカナル島の戦い(写真：慰霊記念碑)が記憶に残る。
１８４２年８月から翌年２月まで日本軍と連合軍が繰り広げた戦いで、日本軍は死者２万人、航空機６８０機などを失い大敗北、退却して攻守が転換することになった。
これまで連戦連勝の日本と誇示してきた先生は退却と言わずに「転進」と言った。
私は「退却でないか」と質問したら、「進む方向を変えただけだ！」とどなられた。
ガダルカナル島の戦い慰霊記念碑
