アフリカ大陸の南部に位置する共和制国家で首都はハラレ。国土は日本とほぼ同じ、人口は１２７５万人である。ビクトリヤ滝は、カナダとアメリカ国境にあるナイアガラ滝と並んで有名である。
１９８０年、イギリス植民地政治から独立し現国名になった。
そのリーダーであったロバート・ムガベは、初代首相、２代目大統領を務め、ジンバブエ成立以来37年間に渡って権力を握り、その強権政治が指摘されてきたが、２０１７年国防軍によるクーデターで失脚しこの９月に死亡した。
ムナンガワが前大統領の強権政治と決別すると公約して当選したが、最大野党の民主変革運動(ＭＤＣ)は、ムナンガワ政権は政治弾圧し、インフレで国民生活は苦境に立たされ経済運営も失敗していると非難し、街頭デモを計画したが、５回にわたって政府に阻止されてきた。
しかし、国旗を掲げて抗議する人々が後を絶たない(写真)。
これらの運動に押され、また運動の鎮静化をねらって、政府は公務員賃金76％引き上げを提案している。
独立ー独裁政治ー民主変革運動と複雑な情勢が続いている。
