ウクライナとルーマニアに囲まれ、黒海の北西に位置する東ヨーロッパの国である。
国土面積は九州とほぼ同じ、平野に丘や森が点在する丘陵地帯である。人口３５６万人、首都キシニョフ。
ワイン生産が盛んで切手(写真)にもなり、モルドバワインと称して輸出されている。
しかし、気候変動が激しく高温・干ばつ・雹などによる被害も多発する。
日本や国際組織の援助が追いつかず、４人に１人が国外へ出稼ぎにでている。
さらに、ユニセフによると、世界で人身売買の犠牲になっている18歳未満の子どもは １２０万人と推定され、その中でモルドバが一番多いことが明らかになった。
この国では毎年数千人の女性が、人身売買の被害にあっており、その中には18歳未満の子どもたちも数百人はいると考えられ、「児童買春天国」などの汚名をいただいている。
その背景には、オスマン帝国、ロシア、旧ソ連などの長い支配や、国内で今も続く内紛など複雑な問題がある。 スポーツはサッカー・ラクビーなどが盛んで、オリンピックでは、陸上・体操・アーチェリーなどでメダルを獲得している。
