低所得の年金生活者に月５千円（年間６万円）を恒久的に支給！

財源は「２％」の増税分

　読者から「５千円支給の通知をもらった人がいるのに、なぜ自分には来ないのか」と相談がありました。

■「年金生活者支援給付金」

　10月１日の消費税10％と同時に始まった「年金生活者支援給付金」という制度です。

　厚生労働省が「２％」の増税分の影響を試算すると、高齢無職世帯の夫婦の場合は約４７００円、単身者で約３０００円と試算し、負担増を支援するためと説明しています。

■低所得者に限定

　年金生活者は誰でも該当するわけではなく、世帯全員が住民税非課税で、すべての収入の合計が87万９３００円以下の場合に限られます。

　受給対象者には、日本年金機構が９月中に、請求書ハガキが入った「緑色の封筒」を送付しました。

　請求書ハガキに必要事項を記入して投函すれば、受給の手続きに入ることができます。

　10月18日までに届けば、10月から11月までの給付金１万円分を12月に受け取り、10月19日以降に届けば来年２月以降の支給になるとのことです。

　「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の加入期間に応じて支給するため、期間の短い人は減額となります。