「スマート農業」講演会

藤井弘志・山大農学部教授

８月７日(水)午後２時

藤島庁舎３階大会議室

■｢藤島農産物元気食楽部(くらぶ)」が一般公開

　今年３月28日に設立した「藤島農産物元気食楽部」（太田三千夫会長・会員95人）の主催で、「スマート農業」講演会が一般公開されます。

　講師は藤井弘志・山形大学農学部教授で、８月７日(水)午後２時から、藤島庁舎３階大会議室で開催されます。

　入場無料で、申込みも不要です。

■農業界と経済界が連携

　山形大学農学部は、鶴岡グリーンファーム、コニカミノルタ株式会社、伊藤電子工業株式会社、ヤンマーヘリ＆アグリ株式会社とコンソーシアム「ＩＳＳＡ山形」を設立。

　農業界と経済界が連携し、未来の豊かな農業を先進技術でサポートすることを目指して共同研究を続け、藤井氏はその中心メンバーとして活躍してきました。

　その成果として、ドローンに搭載したマルチカメラで空撮した画像を用いて稲の生育状況（葉色、茎数等）を調べ、「圃場のばらつきマップ」を作成し、「ばらつき」に応じた肥料を無人ヘリコプターで追加するというものです。

　それぞれ適量の肥料を投入することで、コメの品質を落とさずに収量アップが期待できるという技術です。

　このシステムを日本で最初に開発し、多くの農業現場で利用されています。

■鶴岡市農業奨励賞

　藤井氏は、土壌に関する研究成果を農業者に広く伝え、地域の営農技術向上に貢献、またドローンと無人ヘリを利用した先端農業システムを構築し、スマート農業の推進に貢献したことが評価され、平成30年度に鶴岡市農業発展奨励賞を受賞されました。