世界の国々 カザフスタン(中央アジア)①

鉱物資源と旧ソ連宇宙基地 青山 崇

民報藤島2019年06月09日第1203号


 旧ソ連から1991年独立、ユーラシア大陸の中心に位置しており、国土は日本の7倍、世界第9位の広大な面積である。

 しかし大部分は砂漠や乾燥したステップである。

 首都はヌルスルタン(前大統領名)で、人口は1840万人。

 石油、天然ガス、石炭、ウラン、銅、鉛、亜鉛等に恵まれた資源大国で、金属鉱業は重要な経済部門で、GDPの約1割(石油・ガスは3割弱)を占め、石油・ガスを含む天然資源は、工業生産、輸出、国家歳入の約6割を支えている。

 しかも、ウラン、クロムなど埋蔵量も豊富だ。

 カザフは「自由」、~スタンは「の土地」の意味だから自由の国ということになろう。

 ソ連時代は、国内にソ連の宇宙基地があり、ガガーリンが初めて宇宙に飛んだところだ。今もロシアに租借されている。これは明るい面だが。

 核実験場としても使われた。核兵器は撤去されたが、安倍首相は2015年の訪問で原発建設計画協力を約束した。


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