藤島文化スポーツ事業団

事務局長の土田さんが退職

ねぎらいの言葉が寄せられました

民報藤島2019年04月14日第1196号




 公益財団法人・藤島文化スポーツ事業団の土田英喜さん(藤の花)が3月末で退職されました。

 土田さんは、東田川文化記念館から市職員を引き上げた平成21年度から、法人の事務局長(嘱託)に就任されました。

 平成24年度に財団法人から公益財団法人へ移行の際にも、自力で認定を獲得し、27年度には法人設立20周年記念事業など貢献されました。


多面的指導者 土田英喜さん退職  太田榮市(藤岡)

 藤島地域、庄内にとって行政そして建造物として極めて重要な歴史をもつ東田川文化記念館、スポーツ振興の藤島文化スポーツ事業団の事務局長として十年間尽力された土田さんが退職された。

 氏は酒田市の出身でありながら、平成に入り我が藤島に移住、人格者故に次第に多くの住民の信望が寄せられ、地域のリーダーとして多方面に活躍し今日を迎えている。

 記念館、体育館にしても大きな財政負担をしている事から、住民の希望達成と本来の効果を期待されていた土田さんは、見事にその期待に応え、定着した今日を迎えていることは大変喜ばしい。

 土田さんは元来農協職員として働いてきた方であり、農業を主とする地域として、今後とも多面的指導者として活躍を大いに期待するものである。


土田英喜さんに謝す  鈴木重雄(八色木)


 誰にも気さくに声をかけられ、旧知の友たるような土田さんが退職された。

 一言お礼を言いたい。

 土田さんは中国山東省で生まれ、酒田東高校を卒業し、酒田市東平田農協、庄内みどり農協に奉職し、主要部門の管理職を歴任されたので、農村や農業事情に精通している。

 農協を職場とした私にとって、肝胆相照らす仲である。

 平成15年に月山・鳥海山が眺望される藤の花団地に酒田から移住し、請われて法人の事務局長に就任された。

 記念館は歴史と文化の学習活動の拠点であり、藤島体育館はスポーツ振興を事業とする。

 財政的にも厳しいので、館内敷地の除草や枝払い、冬場の除雪作業は職員一同頑張っていた。

 汗水流し、着替えしている姿を見ると頭の下がる思いであり、美徳に感謝したい。

 彼が言っていた。

 「明治文化財建造物で展示学習活動を行っているのは全国でも希有であり、庄内の宝であり、藤島の自慢である」。

 十年間に亘る業績に心からお礼申し上げます。

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