海外生活回想記 ①

私の背丈は子供並み？　新町　齋藤留治

　この４月には消費税引き上げ前を狙ってか、乳製品・飲料水・麺類・サバ缶等が軒並み引き上げになったという。（一節にはアベ政権主導節も）

　日本の物価は海外に比べて高く、生協や大手のスーパーの５％割引日には、レジに大勢の買い物客が列を作り買い物パニック寸前。

　加えて10月には消費税がテンパーセントになるらしいので、２桁の重税感はまたドッシリと、無い頭が悩ませられるに違いない。

　アベ欺瞞政府が言うように、海外の多くの国にも消費税と似た税金があると言われるが、日本のように富む者も貧乏人も一網打尽に同額の税率とはなっていない。

　例えば、私が数ヶ月間長期に滞在して、現地の生活を直接体験したオーストラリアやカナダでは、庶民や子ども達が生活する為に必要不可欠な物は非課税であった。

　カナダ、バンクーバーに住んでいたある時、夏服の半袖シャツとズボンが欲しかったので、ダウンタウンのショッピングセンターに入った。

　あちらの人達は体が皆さん大きいので、大人もの売り場ではなかなか探せず、「自分のような者にも合う物は無いか」と、店員に尋ねたところ、私を大人もの売り場から子供もの売り場らしき所に連れていってくれた。

　ハンガーにぶら下がったり積まれてあるのは子供ポイ物ばかり。

　「この俺を子供と間違っているのだろうか。」（あり得ない！自分の顔は皺の中にあるし）と思いながら物色したら、ある程度年長になった子ども達が身に着けるようなサイズが見つかった。

　レジに持っていくと「グットディール（お得）」という言葉が返ってきた。

　何故かお判りですか？

　子ども服には消費税が掛らないからである。（日本ではいつの間にか消費税慣れさせられたのかも。でも買ったグットディールシャツには胸ポケットが無い。何故かなー。）

　次回はお酒の話し。