大統領を元首とする共和制、行政権は大統領、立法権は一院制議会、司法権は最高裁判所に属している。
現憲法は１９４９年制定である。
ここで取り上げるのは標題についてである。憲法第12条で「恒常的制度としての軍隊を禁止する。公共秩序の監視と維持のためには必要な警察隊を置く」と規定し、ただし「軍隊は大陸協定ないしは国防のためにのみ組織できる」とし、再軍備の可能性は残している。
コスタリカは集団的自衛権をうたう米州相互援助条約（リオ条約）に加入している。
しかし加入の時に海外派兵しないことを宣言している。
また１９８０代の中米紛争の時、アメリカの再軍備要求で平和主義が危ぶまれたが、大統領の「積極的・永世・非武装中立」宣言で切り抜けた。
２００１年、12月１日を「軍隊廃止デー」にするなど非武装主義は国民に広く定着している。
なお、エコツアー発祥の国でもある。
発電は、水力76％・地熱12％・風力４％などで、２０１７年に自然エネルギーで99％に達している。
