｢だまされては遺憾！｣から｢世界の国々｣へ

　安保条約は平和的に廃止できる　青山 崇

　安保条約10条は、この条約が十年間効力を存続した後(１９７０年以後)は、廃止通告をすると、その一年後で終了する、と書いている。それから10年どころか50年近くも経っているのだから、廃止する政府をつくれば平和的に廃止できるのである。

　さて私の連載も20余年になった。そろそろ手を引こうかと思ったりするが、今は諸事情から、一時山形市に住まいしているので、手を引けば民報の皆さんとの長年の縁を切ることになるので、新しい連載を続けようと思う。

　それは「世界の国々」である。

　外国人観光客、外国人との結婚、その間に生まれた子ども、輸入農産物などの増加、私には想像もつかなかった国際化が急速に進んでいる。

　先日、あるスーパーに「オマーン国産いんげん」があった。国産品の半値である。

　いったいどうなっているのかと調べてみた。

　いんげん輸入量は、１４５０㌧、オマーンからの輸入が１２６５㌧と９割弱でダントツである。

　ついで中国の１００㌧である。Ｔ輸出業者が１９８９年から日本にいんげんを輸出してきたのである。

　オマーンは石油と砂漠という知識しかなかった私は、世界遺産になるほど整備された灌漑施設があることを初めて知った。

　こんな調子で「世界の国々」を紹介していくことになるでしょう。


赤枠の国が「オマーン」