15の春・職場に年配の和尚さんがいて、急須のことを和尚さんはそんな風に呼んでいました。
広辞苑には〝きびしょ〃とありますが、〝きびちょ″でも判る人が多いようです。
さて、急須はお茶をいれる道具ですが、口が横に付いています。
「横から口を出す・つまり横からいっぱい口を出そうではないか。社会のことに横から茶々を入れようということで付けた名前が〝きびちょ″」なのです。
テレビを見ながらブツブツ言うような事を「民報」に書いていましたが、読者のみんなからも様々に書いて貫いたいと思って投書欄として考えたのです。
しかし、投書はなく、責任上・言い出しっぺの自分が書いてきたものです。
日ごろの思いつきや愚痴を並べてきたもので、本にするなど考えにくいものですが、少し長くもなり、読者の声に押されて、一応まとめることにしたものです。
読んでいただければ、当時の事を思い出すことなどあるのではないでしょうか。
お手にしていただいたことに、感謝申しあげる次第です。
