きびちょ

これもデタラメだ！

　あなたの集落にも統計調査員という人がいて、調査票に書くようにお願いして行ったり、書いた物を確認に来たりしているでしょう。このような仕事を長年続けた功績で、国から勲章を貰うのが新聞などで報道されますネ。

▲だから、統計というものは国として大変大事なものなのですが、特に大事な統計を「基幹統計」としているんだ。国の進むべき道を間違わないように少しの変化も見逃さないようにと。今問題になっている統計は、５００人以上の雇用がある会社を毎月悉皆(しっかい)（もれなく）で調べることに法律で決まっているんだ。

▲これが意図的に操作されたんではないかと、観察委員会がつくられた。そんなことはなかったと早々に報告されたが、なぜそんなに早いんだと聞くと、そういう指示だったとのこと。これまた、行政の働き掛けがあったんだ。

▲しかし、こんな大事な仕事の方向を変えることを、一事務屋が考えて出来る事ではあるまいヨ。事務屋は考えなくても良いことだから。マ・改めて調査をすることになったが。

▲問題なのは、基幹と言われるだけあって、これの不正で国民に７４６億円というお金を国は払わなければならないんだ。これを支払うための費用が１９５億円いるというんだ。そのために来年度予算の閣議決定をやり直したんだゼ。その足りないお金は国債なんだとヨ。つまり借金だゼ。

▲しかし、いつまでに国民に渡せるのか分からないときてる。景気が良くなったと言うアベノミクスも、ここからでたもの。（石川）