きびちょ

個人が丸裸に

　新年あけましておめでとうございます。読者の皆様には、今年も良い年でありますようお祈り申し上げます。

▲さて、新年になって恐ろしい記事がありましたよ。たまに個人情報が何万件流出、ナンテ報道されますが、それは権力が情報を握っているというものだ。

▲４日の山形新聞のトップ記事は、検察が顧客情報を入手し、私生活露呈の恐れがあると警告していた。私生活の露呈・つまり個人が丸裸ということだ。

▲なぜそうなるかと言えば、ＩＣカードの名義人や使用履歴に加え、カード作成時に提出された運転免許証の写し、顔写真も入手しているとの事。これにドラッグストアやレンタルビデオ店、書店の購入情報を加えれば、個人の健康状態や思想信条、趣味嗜好も掴むことができるというのだ。

▲これらは、交通各社やクレジット会社、消費者金融、ポイントカード発行会社や携帯電話会社から、「捜査関係事項照会」という名で警察が集めたものを、検察で保管し、随時更新しているとの報道だ。恐ろしいことだぜ。

▲個人情報は憲法35条に規定され、裁判所の許可が必要なのだが、刑事訴訟法に、官公庁や企業などに捜査上必要な事項の報告を求める事が出来るとある。これの乱用だろうゼ。

▲いつかこの欄に書いたんだが、ある事務所前にある車のナンバーをパトカーが調べていたと。だから車の台帳があるのかもヨ。現役の時は、その人の車、しか教えなかったが。

▲今はカードの時代だ。私の・あなたの・どこまでが検察に？。（石川）