｢聖域化｣された補助金見直し必至

バイオベンチャーのタイ進出？

　慶應義塾大学先端生命科学研究所が平成30年４月27日に鶴岡市長に提出した研究教育事業の「平成29年度補助事業等実績報告書」では、収支計算書は１枚のみで概算だけです。

　市と県の７億円の補助金のうち、実験機器購入に１億１６６３万円、研究活動費に５億７２９２万円、旅費に１０４５万円が支出されています。

　うち、支出の多い項目は委託費が２億１８８８万円、人件費が１億３８３４万円です。

　委託費のうち、研究所員や秘書の派遣業務料に７５１８万円があり、派遣業務先は不明です（資料は草島進一議員の情報公開請求）。

　県議会９月定例会の27日に、代表質問で野川政文議員が慶應先端研を取り上げ、10月４日の予算特別委員会で、田澤伸一議員がバイオベンチャーの生産工場タイ進出を取り上げたとのことで、「聖域化」された補助金の見直しは必至です。