長沼温泉｢ぽっぽの湯｣奮闘記⑭

断念したこと　板垣久喜（長沼上新田）

■ガラスハウスの誘致を断念

　花卉栽培４棟のガラスハウス建設補助事業の話があった。

　出来れば、ぽっぽの湯周辺に誘致したいと考えた。

　実現出来れば相乗効果大と期待し、役場で開かれた説明会議にも出席した。

　新たに井戸を掘らなくても、当社の３号源泉（32℃）を使えば経費節減にもつながると話したが、使用する水の成分で、確か塩基度(？)と記憶しているが、使用する条件が70ｐｐｍ以下が望ましいと説明された。

　３号源泉は69ＰＰｍであったが、後々責任問題にもなると思い、即、誘致を断念することを伝え、その場で降りることにした。

■他に断念したこと。

ぽっぽの湯から見た月山 同、鳥海山

(１)グランドゴルフ場　近隣農地を借りてハーフのＧＧ場を整備し、グランドゴルフした後の入浴、そして会食パターンを考え計画したが断念。

(２)貸農園

　近隣農地をを借りて区画をつくり、２年続けて何名かの希望者がいたが、皆、雑草に負けて断念。

(３)住宅団地

　彦九郎堰沿いに温泉付きの住宅団地を考えた。

　鳥海山と月山双方が眺望でき、全国で唯一２つの百名山を見ることが出来る素晴らしい立地条件。しかも平屋に限定し計画したが、２号源泉の湯量不足で断念した。

(４)移動式ログハウス

　宿泊施設の要望があり、その対策として、近くの厚生館には邪魔にならない程度にと、駐車場中央の道路端に鳥海山、月山が眺められる場所があり、そこに移動式のログハウス設置を考えた。

　しかも焼肉パーティも出来たら最高との思いだった。

　経費は２５０万円程度であり、元は取れると判断したのだが、理解が得られなかった。