きびちょ

残念がる財界

　働き方改革と銘打った国会のかなめ、裁量労働法制は削除することが決まった。財界からは、残念だ・裏切られたという声も出ているが、労働界からはそんな声は無い。これで、誰のための改革だったかは明白になった。働く者の為と首相はウソをついていたのだゼ。

▲憲法に自衛隊を書き込んでも何も変わらないというのがウソなのだとは、法律の常識なのだが、堂々と国民を騙すのだゼ。国会での証言がウソなら法律で処罰されることになっているが、首相などが国会でウソをつくのは何故処罰がないのか、不思議でならない。

▲働き方改革はまだ提案になっていないんだが、なにしろ３年前から審議してきているんだゼ。労政審の意見を聞いてと、手順を踏んできていたのに、ここにきて計算の根拠が間違いだったとは許されない。この審議会の答申は「ほぼ良とされた」と言っているが、７人中６人がすっきりした話でなかったようだ。これも当然根拠のない諮問だったのだ。

▲事務方の間違いだからウソをついたとはならないだろうが、これまでの時間、首相や大臣が喋ってきたのはナンだったんなだや。まさか財界のカネに忖度があったのでは、なんて思われるゼ。

▲してまた、こんな不備な資料を質す野党を副大臣は、「公開リンチ」と称したもんだ。総理が、とてもこんなものを資料として答弁してきたことが申し訳ないと謝って取り消すことになった「資料の確認」をだ。副大臣はこんなことを言ってまで目立ちたいのかネー。（石川）