藤島エコタウンセンター１階部分の直売施設「四季の里・楽々（らら）」を運営してきた「ふじしま産直組合」が１月31日で清算することになり、同組合の構成員による再開が検討されています。藤島エコタウンセンターは、鶴岡市行財政改革大綱に基づく実施計画（平成23年）で見直しの対象施設とされていました。
直売所の経営は22年度以降厳しくなり、昨年１月の総会で経営再建の目途が立たないことを理由に清算が決定されました。
■シンボル施設
藤島エコタウンセンターは市町村合併前の平成17年５月に開設。旧庄内中央農業共済組合跡地の活用として、約１億円をかけて整備されました。
開設前はイタリア料理の出店（アル・ケッチャーノ２号店）が計画されていましたが、町議会の一部議員から反対され、「食の都庄内」親善大使による料理体験講習などが企画されてきました。
エコタウンセンターは人と環境にやさしいまちづくり（藤島町宣言）のシンボル的な施設とし、①直売施設②加工品づくりや新エネルギー活用の地場産業拠点施設③町民が自由に活用できるスペースなどの位置づけでした。
旧藤島町では運営事業費として４７０万円が予算化され町直営でしたが、合併後に予算は縮小され、行革対象施設となり、産直組合の自助努力の運営となってきました。
産直組合の清算を契機に行革対象施設から外し、直営によるエコタウン事業の再建を図るべきです。
