きびちょ

見返りは民主主義

　ここを勝機と見た安倍首相に希望の党が現れて、混乱の末に３分の２を超す議席をかすめ取られたこの選挙。希望の党に〟功〝があったとすれば、それは「革新」と思われていた民進党内に「保守」が居たことを明らかにしてくれたことだろう。

▲日本共産党は議席を減らしましたが、これは自らを犠牲にしてまでも対抗勢力を大きくしようと候補者を降ろしたからです。結果、共産党・立憲民主党・社民党が抑えた議席は38から69へと大きく伸びております。

▲候補者を降ろしたことに各党や市民運動を進めてきた方々からは、共産党の勇気ある行動に感謝が述べられております。志位委員長がよく口にしていた「小異を捨てて大同につく」を実践したからでしょう。今回は、「見返りは民主主義」との委員長の言葉が名言だと讃えられていますヨ。

▲対し前号で、宗教団体が支持母体と見られている党が、戦争法などに賛成していることに「モンクネーナダモンダローカと言う人が居た」と書きましたが、モンクある方はやっぱり居たようですヨ。

▲と言うのもその党は、小選挙区で１つ・比例区で５つ減らし35から29になっていたんでした。「言う事を聞かないと仏罰が当たる」というオドシみたいな話で票を集めたと聞いたこともあったが、世の平和を目指す宗教とすれば、そんなことがあるはずがないと気付いたからでしょうか。

▲これは県内だけではないでしょうが、小選挙区は自民で比例区はこっちと言う話がもっぱらでしたネー。（石川）