きびちょ

人の道 Ⅲ

　♬義理がすたれりゃこの世は闇さ・とは、佐藤惣之助作詞、古賀政男作曲になる「人生劇場」という歌謡曲の一節だ。「下克上」といわれる時代があったと歴史で習うが、日本は常に義理と人情の世ではなかったですか。

▲だとすれば今は、闇が大きくなったと言える。なぜならば、義理に反する「裏切り」があったから。民進党の寝返りと言うべき希望の党へのナダレコミを俺はそう思うからだ。

▲この間・４党の繰り返しの党首会談で、安保法制廃止・立憲主義の回復、安倍政権を倒すために国政選挙でできる限りの協力をするんだと確認しているのを裏切ったんだゼ。

▲前号に書いたが希望の党は、安保法制を踏み絵にして選別を行っている。これは戦争が出来る国に反対する者は入れないということで、これまでの確認とまるっきり反対の、自民党と変わりがない党に入るんですから。

▲しかも４党間の確認は、市民運動に押されて実現できたもので、市民の願いで発展してきた「国民の為の政治」の芽をツブスものです。これほどの「裏切り」はないでしょう。

▲このことで民進党から国民に何か説明とか言い訳とかありましたか。先の参院選で市民と野党の協力で人が当選しましたよ。この勢いにストップをかけるんだから、なんの話もないのは人の道に反するでしょう。

▲こんな人たちが当選して自民党と一緒に人の道を説く「教科書」を創るんですか。日本が「真っ暗闇」にならぬよう頑張らなくちゃ。なー・みんな。（石川）