小池「希望の党」は９条改憲・戦争する 「絶望」つくる党

ーあらためて憲法を学ぶ　青山崇

　「希望の党」は12年前の２００５年にあった。総務省と「明るい選挙推進協会」が製作した「選挙に行こう、政治を考えよう」いう動画である。しんぶん赤旗３日付「朝の風」で知った。誰が政治家になっても同じと棄権している両親、ある年の総選挙、高校生の娘が「権利って当たり前にあるものじゃなくて、勝ち取って、それを維持していく努力を忘れちゃダメなのだよ」と必死に勧めるが、やはり棄権。聞きなれない「希望の党」が政権をにぎり、国民の熱狂的支持を受け、やがて戦争する暗い世の中に。出征する娘に、「選挙に行くよ。戦争反対に１票！」と叫ぶが、もうすでに遅し。

　脚本の松枝佳紀さんは、「希望の党」は自分が考え緑を基調にしたデザイン、偶然の一致かもしれないが、小池さんの党名と緑は一緒だと言う。筋書も小池「希望の党」の目指すものとまったく同じといってよい。政府製作なので広く見られている。

　小池は、改憲を目論む日本会議の議員懇談会副幹事長や副会長もした９条改憲・核武装論者で安倍と変わらない、いやそれより早いスピードで日本を戦争する国に仕あげる魂胆があると言っても過言ではない。選挙構図は、安倍自公×小池希望ではなく、自公＋希望×立憲野党(立憲民主・共産・社民)＋市民連合である。