きびちょ

やはり外交で

　「あの男、ほかにやることないのか」は、名言だと書いて暫くなるが、その後・双方がエキサイトしていつイクサが始まるかと思える状況になっていた。そこはさすがに、世界は放っておかなかった。

▲韓国大統領などから「話し合いで」「交渉で」と働きかけられ、ちょっと沈静化し、胸をなで下ろした人は世界中に多くいたでしょう。しかしここに来て米韓共同演習を始めたのだ。

▲これじゃ一寸だけ抑えられていた腹のムシも動かないわけにはいかない・となるのは当然という処。こんなことを書いている今までは何もないが、グアムがどうの・日本のどの辺りをナンテ言っていたのがどうなるのか。

▲そんなこんなの時、日本の政府は何をしていたのかだ。内閣改造で雁首を並べ替えた２＋２へ臨んだ。ここでは、強烈な圧力で北の行動を止めようと合意したとの報道。世界が望む方向ではない。併せてその弾道弾を打ち落とす内陸型の装備を買う話と、沖縄は今の線で進む確認も。

▲国内では来年の予算要求とりまとめの時期。張り切って要求した防衛省の額は、３年連続の５兆円越えとの報道。これには値段の判らない無人偵察機も入って。

▲専守防衛の自衛隊を戦争法で一緒に戦争出来ることにしたから、米国から新しい任務を要請されたのかも。今までは何回も報道ができない「密約」とやらがあったんだから。

▲こんな時日本共産党は、「対話による解決」を米朝と国連に送付・伝達してきたし韓国の首相とは懇談もした。立派な野党外交だゼ。（石川）