理論と行動が表裏一体

青山崇著『地域・人々と共に八十五年ー世のため人のため』発刊に寄せて 太田榮市

民報藤島2017年08月20日第1113号


 青山崇著『地域・人々と共に八十五年ー世のため人のため』がこのほど発刊されました。


太田榮市氏(藤岡)



 「発刊に寄せて」を寄稿された太田榮市氏(藤岡)の承諾を得て転載いたします。

発刊に寄せて

   東田川文化記念館郷土研究サークル2代会長 太田榮市

 人間として此の世に生を受け、誰しもが自身の存在、家のこと、世のこと等世に伝え、人類、社会の進展のためにと考えつつも、それが実現されないのが多くの現実であろう。

 青山大兄は、こうした至難の境地を切り拓き、『地域・人々と共に八十五年』を人間本来の理想の行為として、自身の集大成として発刊されましたことは、敬服の念と共に祝福の限りです。

 青山さんとは、東田川文化記念館郷士研究サークルでお会いして二十年余りになりますが、お互いに遠慮なく、対等にお話出来る友人であり大変助かっております。

 特に素晴らしいと思うのは、常に目的を定めどんな事でも相手と面会して用を達する、運動家であることです。

 よく話題になることですが、理論は確かに整然としているが行動がどうも、行動力は認めるが埋論的に寂しい等となりますが、青山さんの理論と行動は、表裏一体であり素晴らしい。

 さらに付け加えます。青山さんの声量は、太く澄んでおり拡声器が不要なことです。

 本の中身の一節に藤島人云々が記されておりますが、藤島、庄内の歴史・文化・風土を習得され、胸を張って「藤島人」と言って頂いていること、生まれも育ちも藤島の我々にとって有難いことです。

 藤島人になれた要因を、東田川文化記念館郷土研究サークルによるとも記されていますが、角度を変えてみると、多数の会員を得、充実した運営をしている郷士研究サークルは、青山さんの強力な下支えがあっての今日です。

 この本が、藤島地域、鶴岡市民の多くの人達に愛読され、地域の発展に役立つことを念じます。

 青山さんは「組織人」であり「運動家」です。奥さん共々健康に留意されさらなる活躍を期待します。


青山崇著『地域・人々と共に八十五年ー世のため人のため』(341頁・鶴岡書店・1500円税込
購入問い合わせ…青山崇(64・2653)
           加藤鉱一(090・8929・4221)


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