支所に権限と財源を移譲

皆川おさむ氏の地区集会

23日、櫛引公民館 30日、朝日中央コミセン

　10月の鶴岡市長選挙に出馬を予定している皆川おさむ氏の地区集会が23日櫛引で、30日朝日で開かれました。

■市民との対話に欠ける市政の転換

　皆川氏は、農水省に勤務し、福岡県大和町（柳川市）で地方行政を経験し、海外ではシカゴ総領事館、重要ポストでは副大臣秘書官などを務め、これらの行政経験を活かしていくと述べました。

　鶴岡市政の課題は県内最大の人口減少であり、新文化会館の問題が象徴しているように「市民との対話に欠ける市政の転換が必要」と指摘しました。

■人口減少の歯止め

　皆川氏は８月に詳細な公約を発表すると述べ、人口減少の歯止め対策では「思い切った若者・女性の地元定着政策」を打ち出すとして、例えば保育・学童・給食などの子育て環境整備、雇用の場、ＵＩターン促進などを語りました。

　特に人口減少が激しい旧町村の問題では、「朝日のぼんぼ湯廃止を本所が決める行政ではなく、支所に権限と財源を移譲し、地域に精通した職員を育成する」と述べました。

　財源の捻出では、農水省の経験を活かし、農業や地元産業など岩盤産業の活性化、資源の有効活用、行財政の見直しなどを上げ、安心の医療・介護、高齢者や障害者の支援の充実で、市民の暮らしを向上させると語りました。

　集会には加藤鉱一議員も参加しました。