庄内たがわ農協（黒井德夫組合長）の第22回通常総代会が６月19日(月)、新余目支所２階ホール（旧梵天）で開かれます。
任期満了に伴う役員改選で理事31人（欠員１人）、監事６人が選任されます。
齋藤泰宏理事が、５月末で役員辞任を提出し受理されたことから、藤島地区総代説明会が２日開かれ、役員選挙の問題を指摘する意見が多く出されました。
総代会での役員選任議案に反対する動きが広がっています。
■10年ぶり配当なし
平成28年度の事業実績では、米穀販売が１０４億円で前年比０・７％減、園芸特産０・５％増、畜産１・９％減となり、販売総額は１３９億円で０・６％減、合併基準年（平５）の３０２億円と比べ45・９％に落ち込んでいます。
事業総利益は32億３６７３万円（前年度から４３６７万円減）、事業管理費は31億３１５５万円（同１億４４７９万円減）で、事業利益は１億０５１８万円（前年度４０６万円）、経常利益は２億０９４９万円（同１億５４０２万円）、当期剰余金は１億１０１３（同９４０６万円）です。
当期未処分剰余金２億６５３７万円(前年度３億２５０９万円）のうち利益準備金として７０００万円、任意積立金としてリスク管理積立金に３０００万円、新規に「園芸販売高40億円支援積立金」４５００万円を充当することから、10年ぶりに出資・特別配当とも無く、次期繰越剰余金を１億２０３７万円（前年度１億４０８９万円）にします。
■子会社
平成26年８月１日に設立された１００％出資の子会社の(株)あいとサービス（代表取締役社長・長南進）は、売上高49億００８３万円（前年度48億２５９０万円）、経常利益１億１１８７万円（同１億０７５８万円）、当期純利益６４５３万円（同７３８３万円）を計上。 資産11億８５７８万円（同13億７７２４万円）、負債９億３１０４万円（同11億８７０４万円）、純資産２億５４７３万円（同１億９０２０万円）です。
60％出資の子会社の羽黒・のうきょう食品加工(有)（代表取締役社長・田中壽一）は、売上高７億２０２４万円（同７億３３８２万円）、経常利益△９５６万円（同２６６万円）、当期純利益△２７８４万円（同１２６万円）です。
■21億円の倍増計画
ＪＡ庄内たがわは、長期目標として現在約21億円の園芸販売高の倍増となる40億円を目指します。
庄内柿８億円、長ねぎ７億円、枝豆７億円、花き５億円、椎茸３億円、アスパラ１・８億円、ミニトマト１・２億円、キュウリ１億円、さといも４千万円、ニラ４千万円など重点10品目の生産拡大を図る計画です。
