きびちょ

忘れちゃ困る

　皆さんご存知の歌手・千昌夫さんの歌に

♬日本人なら忘れちゃ困るーという歌詞がある。おふくろの味・味噌汁を唄ったものだが、

▲本当に忘れちゃ困るもっと大事なことがあるんだ。いま国会で審議されているテロを口実の「共謀罪法案」のことですヨ。先にも書いたのですが、３回も国民の反対でダメになった法案です。

▲なぜダメを喰らってきたのか。それは、戦前の「治安維持法」と同じだからなんです。国会で、「一般市民には関係がありません」と言っているが、治安維持法の時も国会審議ではそう言っていたんですヨ。かつてそれがどうだったかを思い出してほしいんですがネー。

▲治安維持法は、戦争をするために、反対する邪魔な運動はもとより、そんな小さな声も聞き逃さない社会にしていたでしょう。盗聴法が出来た・秘密保護法が出来た・戦争が出来る法律も出来た。残るは、小さな反対の声すらも取り締まる法律を、戦争がしたい方がたは欲しいんです。

▲この法律ができたら、自由にものが言えない・密告は奨励される。あんな暗黒時代はもういやだと、３回もツブシテ来たんです。

▲あの当時、特高（特別高等警察）という者がハバをきかし、人々の言葉尻にまで気をまわし、ショッピイテは竹刀を使い、集団で殴った・ナンテ話は、何処にでもあったと聞く。ものが言えない特高の時代は、近頃はＮＨＫの朝ドラにも見えるようになったがネ。恐ろしい時代だったでしょ。こんな法律は許しちゃなんねー。なーみんな。（石川）