６年生の憲法学習　34カ国の大使館への手紙と返事

ーあらためて憲法を学ぶ　青山崇

　東京和光小学校藤田先生のしんぶん赤旗火曜日連載である。３学期総合学習を「私たちの暮らしと憲法」とし進めている。ある子が「徴兵制が始まるなら親戚の住む国に逃げる」と発言し、それをきっかけに「なぜその国に徴兵制がないのか」「どの国に徴兵制があるのか」と一挙に盛り上がったという。そこで皆で手分けして34カ国の大使館に手紙を出した。

　返事がきた。スペイン大使館は「２００１年をもって徴兵制を終了し、職業軍人制度に移行しました。なぜかというと、ほとんどの人が戦争に反対し徴兵に応じなくなったからです」と、子どもたちは「反対すれば徴兵制はなくなるんだ」とにぎやかになった。

　スウェーデンからは「日本が戦争時に軍事国家として国内外に多大な犠牲を強いたことへの強い反省を込めて、非軍事・平和国家へ１８０度歩みを転換したことに関しては、スウェーデンでも高く評価されています。スウェーデン政府は核兵器保有や戦争に対して一貫して反対しており、平和な国際社会をつくっていく上で日本を重要なパートナーと考えています」との回答があった。

　「日本が平和を求めていると分かっているんだね」との意見が出た。


しんぶん赤旗3月28日付