きびちょ

外交力、防衛力

　この頃、自衛隊に文書が在ったことが悪いことのように聞こえるニュースになっていますが、これを俺流に整理すれば・・・。

▲文書とは、ＰＫＯの南スーダンのその日その日の状況を報告してきた日報のこと。これを廃棄して無いと言って危険な南スーダンの実態を国民に隠し、自衛隊を派遣したことが一番の問題なんです。

▲しかも、戦闘が起きて危険だと報告されていたものを衝突だと読み替えて、国民の大きな反対にもかかわらず、自衛隊に新しい任務を持たせて送り込んだもの。従って、憲法にもＰＫＯ５原則にも違反したことをしたのだ。

▲次は、自衛隊の組織上「あそこに在るんじゃないですか」と国会で共産党が指摘した所から文書が出てきたんですが、そこにも無いと強弁していたのです。

▲加えて、無いと言っていた物が見つかったのを自衛隊内で隠そうとしたこと・そんなことを担当の防衛大臣が知らなかったこともまた大きな問題なんだ。

▲大本営の発表が「ウソ」であったことは国民が広く知る所です。今・自衛隊の最高指揮者である首相がウソをついたし、現場の状況が正しく伝わらないことでは権力内の隠ぺい体質が危惧されている。

▲かつて関東軍と言われた隊は、大本営のいう事を聞かなかったらしいし、現在は制服組と背広組の対立があるんだとか。

▲憲法で持ってはいけない戦力を、防衛力と偽って増やしているからこうなるんで、国民の安全安心は外交力で確保すべきですヨ。（石川）