２０１７年　新春に思う　成澤 功（中町）

めでたさも 中位なり おらが春　一茶

　昨年10月、自転車で買い物に行く途中、側溝に落ちて右腕打撲の傷を負った。越年して今も近所の菅原整骨院に通っている。傷そのものは全快したが、全身に倦怠感が残っている。

　米国に１月20日トランプ大統領誕生。その時その時の思いつきだけのツイッターでしゃべりまくっている。世界一の経済・軍事面での強国だけにその影響力は大きい。残念だけどこれが現実である。

〝ババ引くぞ　気まぐれつぶやくトランプさん〟

　一方、明るいニュースが生まれた。稀勢の里横綱へ。19年ぶりの日本人横綱である。

〝待ってたぞ　日本力士の土俵入り〟

　時間がかかったと言ってもまだ30歳。これからの土俵を更ににぎやかにしてくれるでしょう。多くの日本人の素朴な感情です。

　トランプさんは、日本駐留米軍の負担軽減や日本・韓国の核兵器保有などいい加減な与太話を飛ばしているが、日本は真面目に受け取って頭を悩ますことは毛頭ない。はっきりと正面から撥ね付けることです。

　そしてアメリカの不当な要求を逆手にとって、日本から米軍に出て行ってもらいましょう。

　トランプ大統領の存在が日本にとって不幸と思わず、この際日本も頭の切替を図ったらいかがでしょうか。

〝つぶやきの　禍(わざわい)転じて　福となれ〟

　トランプ大統領は公約どおり就任初日にＴＰＰ離脱を表明しましたし、就任演説では、「政治家は繁栄してきたが、国民は仕事がなくなり工場は閉鎖され、国民を守ってこなかった」

　「母親と子どもたちは貧困にあえぎ、…教育は金がかかり」などと日本と同じようなことを言って、これからの政治は、「アメリカの労働者とアメリカの家族の利益のための政治にする」と言っていましたですね。