きびちょ
国の信用問題
民報藤島2017年01月22日第1083号
このほど首相が韓国に「国の信用問題」を言っていたが、首相自身に「国の信用問題」は一杯あると思うんですがネー。
▲第一は憲法9条に関してだ。「戦争は放棄した・軍隊は持たないんだ」ということで世界中から羨ましがられていた日本が、専守防衛の為と持っていた自衛隊に武器を持たせて外国に出したことだ。
▲世界でただ一つの被爆国でありながら、何度も核兵器禁止条約に反対していることでは、すでに不思議な国と見られているんだ。
▲未だ原因の究明もされず、安全ナンテ遠い話である原発を再稼働させることは国内問題であるが、そんなものを外国に輸出するという事。米国・ソヴィエト・日本の福島と3つも事故を見せられて、原発から手を引くと言う国が多く出てきているというのに。
▲福島で水の問題も片付けられない状況でいながら、チャンと管理していると言って取ってきた東京五輪。今は、除染で出てきた土やゴミを新たな基準を考えだし、早く量を減らそうとしている。例えば土はセメントと混ぜて道路工事などに使いたいらしい。目と耳を大きくして監視が必要だ。
▲かつては日本人の働きすぎがエコノミックアニマルと言われたものだが、その頃からもあったんじゃなかったのかい。「過労死」というものが。それが世界共通語になって何年か経ったが、今またそれが起きているんだ。
▲読者の皆さんにはもっとお気づきの点があるでしょうが、国の信用問題は、国民にも責任があるんだネー。(石川)