木造建築 伝承の匠

加藤興治氏（箕枡新田）

１日に知事表彰

加藤興治氏

　山形県「木造建築　伝承の匠」知事表彰に４人が選ばれ、鶴岡市から加藤興治氏（67歳・箕枡新田）が受賞、知事室で１日表彰式がおこなわれました。

　この知事表彰は、木造建築の高い技能を持ち、後継者育成に尽力している大工職人を中心に平成３年から毎年おこなわれ、平成26年度までに１５１人・２団体が表彰されています。

■４人の弟子を育成

　表彰式のシオリには、加藤興治氏の功績として次のように記載されています。

（１）木造建築技能者としてすぐれた技能を持ち、今日まで４人の弟子を育成し、後継者の育成を積極的に行っている。

（２）山形県建設労働組合連合会の役員を務めるなど、組合員の地位の向上と資質の向上に努力し、木造住宅建設業界の発展に寄与すること大である。

■寺社建築の技能

　加藤興治氏はこれまで、平成３年に鶴岡市斎藤川原の少林院、10年に同宝徳の徳正寺、12年に同和名川の養徳院、25年に庄内町前田野目の皇太神社など寺社の建築を手掛け、その建築技能が高く評価されています。