【新連載】

「ずっと『戦後』がつづいて欲しい」

ーあらためて憲法を読む　青山崇

　「戦争法」が強行採決された忌まわしい９月19日が来る。その前日の18日(日)17時から鶴岡市勤労者会館で「戦争させるな 九条壊すな 戦争法廃止を求める市民集会」が開かれ、船山康江議員も駆けつけ、市民と野党連合の運動が持続する。

　安倍政権は巧妙な手口で憲法「改正」に乗り出そうとしている。一方、女優の吉永小百合さんや大竹しのぶさんらは、ずっと平和で個人の尊厳が守られる現憲法下の日本でありたいという願いを「ずっと『戦後』がつづいて欲しい」という言葉で表している。

　「しんぶん赤旗を読んで」は、２０１２年８月26日から連載ちょうど４年になった。こういう状況から、あらためて、みなさんと一緒に憲法を読む連載を始めたいと思う。当然、現憲法と真っ向から対立する自民党『日本国憲法改正草案』（２０１２年４月決定）批判が土台となる。

　私は高校社会科で何年か憲法を教えてきた。記憶に残っている方がおられたら幸いである。「教え方」を工夫・苦労してきた。例えば憲法前文の清書から始めたこともある。これらのことや生活との関わりなどもからめながら連載を進めたいと思う。これまで同様お付き合いをお願いしたい。