きびちょ

首相の先制攻撃

民報藤島2016年8月28日第1063号


 リオ五輪は連日の熱戦。寝不足の声を多く聞く。獲得したメダルは初めての獲得とか、何十年ぶりもあり、歴史上初の連覇もありでは日本中沸くのも当然だ。そんなことも世界中で見ている事なんだが。

▲世界から奇異の目で見られているのが安倍首相でしょう。それはオバマ大統領が持っていた「核兵器の先制不使用」という思いに安倍首相が、「それは困る」と軍のエライ人に伝えたと言う。これが米側から発表されたのだ。

▲おらの認識からすれば、核ナンテ物の使用に後も先もないだろう。そんな物、使ったら世界がイヤ地球が終わりだろう。だから核兵器とは共存できないから明日にでも世界中から全部無くせというのが、反核の運動なのだゼ。

▲我が町を今年も、下町から入って元の役場で歓迎集会を開き、駅前・新町を行進している原水爆禁止の平和行進は、広島・長崎で開かれる原水爆禁止世界大会に、その願いを北海道の礼文島から繋いでいくものなのです。

▲報道によると、先制不使用となると「核の傘」の安心が無くなると言うのだそうだが。核を持っている国がそれぞれ先制使用を考えていたと思えば恐ろしいことですネー。

▲しかし、世界でただ一つの被爆国の首相であるこの人から、先に使えなんていう先制攻撃された大統領はビックリだったろうゼ。5月広島に来てから核について新しい動きを世界中が注目していたし、そんな流れもあってか、秋の国連総会には核兵器禁止条約が提案されようとしているんだ。(石川)

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