きびちょ

命と安保

民報藤島2016年6月5日第1051号


 サミットが終わった。どんな成果があったのか、これから各方面が分析してくれるでしょうが、警備に掛った金額と食材が目につきましたヨ。核兵器が無くなればいいんだが。中国からは注文が付いた。

▲俺が注文付けたいのはダ、誰に遠慮しているのか、沖縄で起きた殺人死体遺棄事件を何故はっきりとそう呼ばないのかですヨ。NHKはニュースで沖縄の事件なんて言ってたゼ。
なにがあったんだ、と不思議に思う表現だ。

▲事は、若い命が無慈悲に奪われて、しかも無残にも白骨となって発見されたんですよ。20歳の未来が失われた凶悪事件をナンデそんな言い回しをするのか。日本中が怒っているんだぜ。NHKは何を考えているんだ、と言いたいのは俺だけか。

▲だからからか、オバマさんからはお詫びの言葉が無かったと言う。あるべき会話が無いんですよ。これでいいんですか、ニッポン。オバマさんは対等の相手と思ってないんじゃないの。もう一つ。

▲外交と防衛は政府の仕事だから、知事だからと口を出すなという事を官房長官が言ったが、知事ははっきりと「沖縄の県民の生命・財産を守るのは知事の仕事だ」と言ってオバマさんと会える時間を取ってくれと政府に要求したんだったよ。

▲時間が取れなかったと、言われればそれは判るゼ。ならば、そのことは政府が言わないでどうなるの。政府こそが国民の生命と財産を守る責任があるんだから。アメリカから将来ある一つの命も守れないのが、安保と日本政府なのかい。(石川)


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