伝える新鮮な言葉〝保育園落ちた日本死ね〟

―しんぶん赤旗を読んで　青山崇

　新年のしんぶん赤旗対談で、共産党の相手方への「伝え方」が話題になった。標記の言葉はご承知のように、２月15日「はてな匿名ダイアリー」ブログに投稿され、「何なんだよ日本。一億総活躍社会じゃねーのかよ。どうすんだよ私、活躍出来ねーじゃねーか」「子どもを産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに」（全文はかなり長い）とストレートに怒りをぶちまけ大きな反響を呼び、17日までにフェイスブックで３万回以上に広がり国会でも取り上げられた。

　安倍首相は、「実際に起こっているのか確認しようがない。これ以上議論しようがない」などと無責任な答弁。これがまた新たな火をつけ、女性たちは〝落ちたのは私だ〟と書いて国会前でスタンデングした。これがまた首相に対する痛烈な言葉の反論である。

　しんぶん赤旗３月15日付「潮流」は、「保育園落ちた」の「伝え方」で「年金消えたの私だ」「ずっと非正規なの私だ」「給料上がらないの私だ」「医療費払えないの私だ」などと「私だ」を並べ、「私だ」の声を存分に聞け！と結んでいる。


「保育園落ちた」と立ち上がったママたち（しんぶん赤旗３月24日付）