きびちょ

新年会にて

　世の中、近くにあっても知らないでいることは多いようだが、この会は35回を数えていた。年１回だからもうそんな年数になっている趣味同好グループの新年会というもので私は前回からの参加。

▲踊り・カラオケは勿論、絵・短歌・体力づくり・山野草やハムとなかなかの多彩だが、そこに老人クラブが入っていたと知ったのが去年だったのです。

▲まー酒飲みの会だから余興に尺八をやってみっかということで申し込んだのだ。実は前回俳句の人に、尺八で歌謡曲聞きて―なんて言われていたもんでネ。

▲ところがどうだ。音が出ないんだ。ここでアガッタわけではないし、このままじゃオワレネーと再挑戦させてもらったがやはり同じだった。俺のカスカナ音に会場の皆さんが歌ってくれたんだが…。

▲司会や音響操作の人などからは、また来年来いよとの言葉。有りがたいことです。

▲こんなことになっても落ち込まないのが俺の欠点だ。このようなことを恥ずかしいと思うようなら初めから出るなんて思わねば良いのだ。あれは失敗。今度は・・と考えるのだ。

▲今度のときは、風邪ひかないことなのです。いつか尺八の先生に言われたんですヨ。体の調子が音に出るんだと。この日、声は普通に近い声なんでしたが、風邪気味だったんです。竹は誤魔化しがきかなかったということです。

▲俺以外全てが新年会に相応しい出来でした。目が不自由で手を引かれて上がった女性は70代後半でしょうか、いい声でしたネー。（石川）