鶴岡市の人口減少数は県内最大

２０１５年国勢調査

　２０１５年国勢調査（10月１日基準）の速報値が12月21日、山形県から公表され、市町村別の人口では鶴岡市が５年間で６９９３人減少し、県内最大の減少数となったことが明らかになりました。

　県内で増加したのは東根市（１４５１人）と天童市（22人）でした。

　鶴岡市の人口減少の最大の要因は、平成大合併と行財政改革による急激な自治体リストラです。

　旧町村の地域づくりの核となる役場や公民館の行政力が縮小し、平成23年から学校統廃合の方針が打ち出されて人口流出に拍車をかけました。

　地元業者への行政発注も激減し、出羽商工会でもこの間、５００業者も減っているとのことです。

　一方で、三川町は４、５歳児の保育料無料化や出産祝い金を10万円、３人目に50万円贈っていたものが、27年度から２人目に30万円贈るなど子育て支援に力を入れ、自立のまちづくりで人口定着にも成果をあげています。