県レベルで初めて野党統一候補要請、「戦争させない・９条壊すな！くまもとネット」

―しんぶん赤旗を読んで　青山崇

　熊本県が全国に先駆けて「日本の夜明けは熊本から」と、７日、民主党・維新の党・共産党・社民党・新社会党の５野党と連合・県労連に統一候補擁立を要請、すべて前向きに応じたという。熊本は保守王国といわれてきたが、１人区の参院選で２０１３年は自民60％、民主・共産は40％、２０１０年は野党合計54％に対し自民44％で野党が結束すれば勝てる可能性がある。

　「くまもとネット」は、11月24日結成時は11の賛同団体、それが急増し50団体に。これからもっと増えると胸を張る。青年、女性、パパママたちとともに、憲法、平和、環境などさまざまな分野で活動する多彩な県民が大同団結した。

　　ＷＯＷ＠マーク熊本（戦争に反対する青年グループ）の関根さんは「憲法９条で育った私は、平和が永久に続くと思っていた。この夏の動きを過去のものとせず民主主義と立憲主義を取り戻そう」と言い、安保関連法に反対するパパママの会の滝本さんは「政党の都合だけでなく私たち市民の声も聞き、市民の側を向いて欲しい」と言う。

　山形でも、本間利雄元山形県経営者教会会長が高橋千鶴子共産党衆院議員と懇談、「戦争反対の一点でまとまれば」と野党結束の発展に期待で一致したという。


しんぶん赤旗２０１５年12月６日付け